散歩が苦手という人から、目的もなく歩けないであるとか、散歩には面白いモノもコトもなくてつまらないといったお話しを耳にします。
私もカメラを持って散歩に出かけるまでは、散歩の面白さを理解できていませんでした。
コロナ禍になって遠くへ出かけることが難しくなった中、近場で気分転換できるお出かけの需要は多いと思うのですが、みなさんはいかがでしょう？
今回は普通の散歩に付け加えると、意外なモノやコトに出会える可能性が高まるアナログゲーム「ドロッセルマイヤーさんのさんぽ神 / Mr. Drosselmeyer’s God of walk」をご紹介します。
※散歩の注意点※
今回は夜の散歩でした。特によく知らない土地での夜散歩は、一緒に同行してくれる、見知った人と行きましょう。独りでは危険が伴うこともあります。
防犯上の危険は、管轄する警察のホームページなどで、事前に防犯マップを確認してから出かけましょう。
また季節的に夜でも早朝でも気温が高い場所も多いため、熱中症には気をつけて、水分補給など休憩をとりつつの散歩をオススメいたします。
ゲームを知ったきっかけ
「ドロッセルマイヤーさんのさんぽ神」を知ったのは、Twitterで金曜に更新されているコミック、『散歩する女の子』で取り上げられていたことがきっかけでした。
このアナログゲームは2020年に発売されており、ネット検索するといくつも体験ブログや動画が上がっています。
どんなゲーム？
本体はタテ5cm×ヨコ7.5cm、重さ約80g、厚さ約2.5cmの無線とじの豆本です。
前半50ページが、「どこで」、後半50ページは「でかけた場所で何をするか」が、さんぽ神のお告げとして受け取ることができる、アナログゲームになっています。
どんな人にオススメするか？
「どこで」と「何をする」の組み合わせのパターンは1936パターンになるそうですので、ワンパターンな散歩は嫌だと思われる人、散歩は何をすると楽しいのかよくわからない人にオススメです。
また、「さんぽ神」はひとりでも遊べますが、複数人で散歩のテーマを持って歩けますし、SNSにお告げをアップして後から仲間と報告し合う散歩など、遊ぶ人数についても自由度が高いです。（Twitterで#Godofwalkあるいは#さんぽ神のハッシュタグで検索すると、ゲーム利用者の様子がわかります）
私も遊んでみました
今回のさんぽ神のお告げは、「国道に出て」「好きな看板を探そう」でした。
散歩で看板を見るのは好きですが、「国道に看板あったっけ？」と思いつつ、出かけてきました。看板は多くなかったですが、その中で好きだと思った看板を3つご紹介します。
看板写真
看板の写真を80枚くらい撮りましたが、好きだと思った看板は青い看板が多かったです。
夜の暗がりで光る看板は、明るい部分を基準にして写真を撮ると、暗闇に浮遊するような写真になりがちです。P▲だけのシンプルな写真になり、不思議というかSFっぽい写真になりました。
中古車販売店の看板が、展示車に写り込んでいることに気づいて撮りました。ほぼ絞り開放で撮っているのでピントがどこに合っているのかわかりづらいですが、ボケの強さが写真ぽいと思い好きだなと思いました。（看板が好きというより、好きな写真ですね）
「骨ケーキって何だろう？」と思いました。しかし資生堂の名前を冠するので、猟奇的な会社ではなさそうです。
ウィキペディアで調べてみますと「ホネケーキ」という単語は、honeyとcakeを組み合わせた造語なのだそうです。原料で蜂蜜を使うことが由来になっているそうです。
遊んでみた感想
私は比較的散歩によく行く人間だと自認していますが、「さんぽ神」のお告げで出かける先や何をするかを決めるのは、馴染みのない意外な組み合わせがやってきて面白かったです。
散歩は歩くだけでも楽しいです。例えば、国道は車で通ることが多いので、徒歩だと「こんなに高低差あったのか」とか、見えない場所に畑があったなど、そうした割とどうでも良い、でも知らなかったと思えることを、知るきっかけができたうれしさがありました。
私にとっては、「散歩で見かけたアレなんだろう？」を調べてみると、より散歩が面白くなったなと思いました。
おわりに
歩くことが大事だといわれますし、歩いた方が良いのだろうけどあんまり面白くないからと敬遠しがちな人も、今ではドラクエウォーク、Pokemon GOやピクミンブルームなどスマホの位置情報ゲームで遊ばれる人も多くなったと思います。
そこに「さんぽ神」を組み合わせると、また少し面白くなる可能性もあると思います。
ひとりで、あるいは誰かと一緒に散歩を楽しむことができるアイテムとして、気になられた人は以下のリンク先をご覧ください。
（おわり）
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